天保8年(1837年)京都にて創業。

京鹿の子絞の技術を高め継承することを目指しおります。本物へのこだわりを忘れず、また新しいものへの変化を恐れず、お客様や取引先の信頼を損なわぬように、日々真摯な努力を大切にしております。数少ないスタッフで製造数を絞り込むことで、クオリティの高い特徴ある商品を世に送り出しています。

これからは、伝統の京鹿の子絞りを継承しますとともに、世界中に京鹿の子絞りのすばらしさを発信し、より多くの方に絞彩苑種田らしいと言われる商品をご提供していきたいと考えております。

代表商品であります、京絞りの帯揚げを例にとりますと、京都府丹後地方でオリジナルの生地を製造し、絵付け、絞り染分、染色、金彩、刺繍のそれぞれの工程におきましては、京都市内の伝統工芸士の卓越した技術を重層的に結実させることによりに創出しております。

帯あげ、帯じめといった和装小物以外にも、京絞りの風呂敷、ショール、バッグ、のれんやゆかたなども製造しております。京絞りの可能性を広げるため、オートクチュールのドレス素材にも挑戦し、パリコレへの出展も実現いたしました。

今後とも創業よりの手作りの信念を堅くして、良質の商品を提供していきたいと考えております。

 

「絞彩苑」とは

絞彩苑種田は初代種田茂兵衛が江戸未期(1837年9月5日)に創業して以来、「かのこ仕入所」の看板をかかげ絞りメーカーとしての伝統を守ってまいりました。
絞りの彩りに入々が集まるように五代目が「絞彩苑」と名付け屋号としております。

 

技術を守りそして変革を

絞彩苑種田は、手作りの心を大切に、常に新しいものへと目を向け、最新の技術や手法を取り入れることで、業界に新風を吹き込んできました。

昭和初期の帯あげといえばまだ朱色の総絞りしかなかった時代に、部分絞りや金彩、刺繍を施した繊細な色合いの帯あげを発表し、それが現在のスタンダードとなっております。

特に振袖用の総絞りの帯あげへの思い入れが強く他社を圧倒するバリエーションを有しております。